Windowsのバックアップの種類にはシステムのバックアップとデータのバックアップが必要です。
Windows10 Fall Creators Update(Version 1709)では、Microsoftが公式でWindowsに標準搭載の【バックアップと復元 (indows 7)】によるシステムイメージの作成は非推奨となっており、推奨されておりません。
また、システムイメージのバックアップはできても復元できなかったというユーザーの声も上がっておりますので、Fall Creators Update環境下では他の方法でのシステムイメージバックアップを推奨いたします。
システムイメージの作成については、Windows10のCreators Update(Version 1703)までのバージョンをお使いの場合、下記の方法でのシステムイメージバックアップをおすすめ致します。
システムバックアップのおすすめ方法
私のおすすめするシステムバックアップ方法は、Windows機能に標準搭載されているバックアップ方法をおすすめします。
私はバックアップソフトを使用していた事もありましたが、Windowsとバックアップソフトの相性問題の影響もあるのかもしれませんが、復元に失敗したり、少し高度な知識が必要となるケースもありました。
また、メーカー製のWindowsパソコンに搭載されているバックアップソフトを使用するのもよいでしょう。
しかし、デフォルトのOSが元からWindows10の場合は、パソコンに搭載されているバックアップソフトを使っても問題はありませんが、Windows10へのアップグレードしたパソコン(Windows7からWindows10やWindows8,8.1からWindows10 etc)では、OSの違いにより、メーカー製のバックソフトが互換性の問題でエラーやバグなどで使用できないケースもあるようです。なので、事前にメーカーの公式サイトで確認されてからバックアップを行うようにして下さい。
バックアップと復元(Windows 7) – Windows10標準搭載機能
Windows7~Windows10までのパソコンに標準搭載されているバックアップ機能ですが、とても単純でWindowsに標準搭載されているだけあって、正確なバックアップと復元が可能だと思います。現に私もこの機能で正確なバックアップと復元を実行する事ができました。
設定方法
コントロールパネルのシステムとセキュリティー内のバックアップと復元(Windows 7)より可能です。
ファイルのバックアップまたは復元というページの左サイドバーに表示されているシステムイメージの作成をクリックするとバックアップをどこに保存しますか?というページが表示されるので、バックアップ先のドライブを選択し、実行するだけです。
バックアップと復元(Windows 7)によるシステムバックアップの作成は、1ドライブにつき1つのみ作成が可能で、2回目以降は上書き(差分)されていく仕組みになっております。
システムイメージを幾つか複数作成されたい場合には、初回作成したドライブとは別のドライブを指定することにより可能です。
外部の外付けメディアが一つしかない場合には、パーティションを区切って新しく作成することにより、一つの外付けHDDでも、複数のドライブとして認識されるようになります。
システムイメージ複数台作成の例
外付けHDD(F):WindowsImageBackup
外付けHDD(G):WindowsImageBackup
外付けHDD(H):WindowsImageBackup
パーティション分割の例
1つのドライブ
| F | G | H |
※システムイメージが作成されるとWindowsImageBackupというフォルダが作成され、その中にシステムイメージが保存されています。
同じドライブを選択して作成すると上書き(差分)されていきます。
2つから3つ作成される事をおすすめします。(1つは初回時作成用で2つ目以降は上書き用など)。
データのバックアップのおすすめ方法
動画や音楽、その他のファイルのバックアップのおすすめ方法は、こちらもシステムバックアップ同様、Windowsの標準搭載機能でも可能ですが、私はBunBackupというバックアップソフトを使う事をおすすめします。
BunBackupソフトがおすすめ
データのバックアップには、BunBackupというバックアップソフトがおすすめです。
ミラーリング機能
BunBackupには、ミラーリング機能が備わっており、バックアップ先の容量の節約につながるからです。
例
バックアップ元:A(ドライブ・フォルダ・ファイル)
↓
バックアップ先(ドライブ・フォルダ・ファイル):B
上記の様なバックアップの場合、バックアップ元Aと同様にバックアップ先Bも全く同じバックアップ内容と容量になります。
手動でバックアップを行った場合ですと、上書きがなされ、バックアップ元で不要になったファイルがあった場合、バックアップ先の不要ファイルも手動で削除しなければなりません。
注意
バックアップ元とバックアップ先が全く同じになりますので、設定の際には十分に気を付けて慎重に行ってください。
バックアップ元が変更される事はありませんので大丈夫ですが、バックアップ先の設定には十分ご注意ください。
例えば、マイドキュメントのバックアップ先に外付けHDD(F)ドライブを設定してミラーリングバックアップを行ってしまうと、マイドキュメントフォルダの内容と外付けHDD(F)ドライブ全体が全く同じになってしまいます。
私もこのケースで大失敗をしてしまい、ドライブ内のデータをなくしてしまった事がありましたので、皆さんも気を付けてください。
ドライブならドライブ、フォルダならフォルダ単位でのミラーリングバックアップをおすすめします。
自動シャットダウン機能
BunBackupにはバックアップ終了後、自動でWindowsパソコンを終了(シャットダウン)する機能が付属しております。